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日光のNatureが伝わる作品で勝負したい

Nature resin TAO
湯沢さん

ある店舗の一角に自然の光を受けて爽やかに輝く手作りのイヤリング。

自然素材の木と樹脂が融合してできあがった作品は、飾らない自然の中に上品さと力強さを連想させる。

あるとき、捨てられそうになっていた丸太を切ってみたところ外見とは裏腹にきれいな木目と年輪が出てきた。

ただ、真ん中には大きな穴が開いていた。

当時興味のあった、レジン(化学樹脂)加工の技術とかけ合わせたらこの木も生まれ変われるんじゃないか?

「色の配合によって一つ一つの作品が唯一無二のものになる。その出来上がりがどうなるのかも含めて楽しいんです」

輪切りにして朽ちた穴を生かす。流木や一枚板のシルエットを生かしてイメージをふくらます。

 

古く割れてしまった丸太や板に再び命を吹き込む

レジンという樹脂を割れ目に流し込み、稲妻のような光を出しながら、命を吹き返す木々達を見るのは圧巻である。

 

お箸、耳飾り、机、椅子、大きな1枚板など、依頼があれば赴くままに作成にとりかかる。時間を忘れ、いつの間にか夜明けを迎えているときもあるそうだ。

 

レジンと出会う前

日光から離れた時期があった。出ようという発想はなかったが離れた。

栃木県宇都宮市に10年住み、営業や郵送の仕事など、それなりにシティライフを楽しんでいたが、売り込む商品に対して熱意をもって伝えることができなくなっている自分にきづいた。

 

「人との会話は好きだし、嫌いじゃなかった。ただ好きじゃないものを売るということに違和感を覚えていた。」

 

そして28歳で日光に戻ってきた。地元が好きだからという理由ではなく、感覚的にこの場所を選んでいたそうだ。

そのタイミングで今の作品が誕生した。

 

「Nature Resin TAO(ネイチャーレジンタオ)」を通して日光の雄大な自然を身近に感じてもらうきっかけになれればいい

「日光らしさを表現して活性化に繋がれば嬉しいです。日光にはアートを気軽に体験したり触れ合ったりする場所や機会がない。それを自分の作品を展示する工房から徐々に広めていけたらいいなと思っています」

アートと聞くとハードルが高く感じてしまうが、工房にカフェ&barを併設して展示物意外のコンテンツを融合されることで気軽さが増す。

そこのbarに行けばおいしいお酒や飲み物をのんびり飲みながら作品と触れ合え、日光のスロウな時間を体験して、地元の人たちに心地よい空間の一つとなれればいい。

 

湯沢さんの工房に行けば自然を身近に感じ、自分を見つめなおすきっかけにも繋がる場所になることに違いない。

取材日 2021/06/30

作品情報

Naturer resin TAO

栃木県日光市瀬尾723-2(工房)

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